水戸 造園
秋シーズンの水戸は紅葉が鮮やかに色づいています。
有名な造園といえば、やはり偕楽園ですね。
日本三名園のひとつです。
偕楽園は江戸時代初期に徳川斉昭によって造園されました。
「民と偕に楽しむ」そんな思いから造園された偕楽園は、今でも人々を魅了しています。
広さはなんと、約300ha、東京ドームでいうと約64個分もの広さになります。
江戸時代初期、まだ重機や車もありません。
そんな状況下でそこまで広い敷地を造園したと思うと並々ならぬ努力や苦労を感じ取ることができます。
当時の剪定師の根性を感じてしまいますよね。
江戸時代の人々から、令和時代の人々へ時代を超えて有名な造園スポットになっている偕楽園、桜や梅など四季折々の姿を見せてくれます。
ちょうど11月中旬から下旬にかけては紅葉が見頃を迎えますよ。
約170本の紅葉が一斉に色づき、綺麗な紅葉谷を見ることができます。
ライトアップも期間限定でされているので、水戸を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
茨城には水戸はもちろん、つくば、大子などにも紅葉を楽しむための絶景スポットが多く存在します。
日々の疲れのリフレッシュや気分転換、非現実の世界に飛び込んで自分を見つめ直すきっかけ作りにも、絶景スポットはおすすめですよ。
最近ではSNSの影響もあり、若い人たちもフォトジェニックな写真を求めて紅葉めぐりを行う人も増えてきましたね。
遥か昔はカメラなんてものはなく、人々は自分の目に造園をやき付けることで風景を楽しみ、季節の移り変わりを感じ取ってきました。
しかし今では画素数に優れたカメラやスマートフォンが次々と発売され、アプリを開けばいつでも絶景を見ることができる時代です。
秋に桜を見ることもできるし、冬にもみじを見ることも可能、すごい時代ですよね。
そんな時代だからこそ、自分の目や肌で感じ取った造園の魅力や感動を大切にしてもらいたいなと感じます。
画面越しだけでは感じることのできない感動や想いが、あるのではないでしょうか。
動物の中で感動や想いを表現できるのは人間だけ、という話を聞いたことがあります。
人間だけの特別な感情を大切にしていきたいですね。