雑草対策とグランドカバー 〜茨城県水戸市M様〜
毎年、春から秋まで一年の75%は 雑草との戦いになってしまう庭。
その雑草対策として、コンクリートで地面を固めて、
できるだけ土が表に出ない様にし、
庭木も全く植えない事で、除草管理や剪定の作業省く。
というのが、最近までの戸建ての庭の常識でした。
特に ここ茨城県では未だに、
新しい戸建て、そして分譲住宅地などではその傾向が強い様です。
確かに、一世帯あたりの所有面積が日本一の茨城県では、
高齢化、過疎化など管理がしきれず、未だにそういう傾向が強いのです。
でも全国的には全く逆の動きが強くなってきています。
できるだけ植栽をして、自然を取り込み利用しつつ、
居住環境を快適で、美的な環境にするというものです。
分譲住宅でも、庭の植栽が条件という条件付きの分譲地もあったりと、
その地域一体で緑化に取り組んでいるのが、現代の傾向です。
では、どうすればメンテナンスを極力減らしつつ、
自然をくらしに上手に取り込む事ができるのでしょうか。
今回は雑草対策についてお話ししようと思います。
植物が育つためには、水と光と土が必要ですが、
花の咲く多年草などの下草で、植物で地面を覆ったり、
背の高めの広葉樹を植えることで日光を遮り雑草が生えにくい環境を作るというものです。
茨城県水戸市のM様のお宅のお庭では、
季節ごとに花を咲かせ、様々な多年草を植えておくことで、
一年中何かの花が咲いている上に、
それらの植物の葉が日光を遮ることで
雑草が生えにくい環境を作ったお陰で、
メンテナンスは殆ど必要ない上に、
見た目にも美しいお庭環境を実現させています。
先日、ご挨拶に伺った時には、
クリスマスローズ、スノードロップなどが綺麗に咲いていました。
『もう少し経つと、カンパニュラと勿忘草が一面に咲き出して、その後はアジュガが咲いて、夏は紫陽花と秋明菊の葉っぱで地面が覆われる様にしてるんですけど、枯れた花を摘みとったり、ちょこちょこっと伸びた草を引き抜く程度で、ほとんど草取りはしてないですよ。』
とおっしゃっていました。
こんな風に工夫次第で、美しい植物たちに囲まれつつメンテナンスも楽!
そんなガーデンライフを実現できます。
コンクリートで地面を覆うよりも、
こんな素敵な花や、木々に囲まれながら暮らしたいですよね。
植物を敵にするのではなく、
植物を味方にして、上手に取り入れることで、
人にも自然環境にも優しい庭を造っていくこと、
それこそが、これからの時代の庭造りといえるでしょう。
私達SK齊藤造園では、
お客様のお悩みにお応えしながら、
自然と寄り添う暮らしのお手伝いをしています。