庭の真価は冬に現れる

query_builder 2021/12/16
ブログ
IMG_2877 (1)

ここ茨城県水戸市も、 もうすっかり冬模様。

移動中の車の窓から遠くに見える山の様子が、

もうすっかり冬の山に変わっていたので 車を止めて写真に収めました。

ここは雑木の山ですが、四季折々本当に美しい姿を見せてくれる山で、

春には色様々な芽吹きの淡い色に、ところどころ山桜が浮かんで

夏には涼しげに葉を広げて、爽やかな木陰を作り、

秋には、赤や黄色の見事な紅葉を見せ、

冬には、美しい木姿、幹や枝が白く重なり連なる姿が見られます。

ほとんどの人は、葉の落ちた冬山の景色を寂しいと思うようですが、

私はその寂しさがまた美しいと感じるのです。


庭というと、大体の場合、

緑や花咲く庭が真っ先に頭に浮かぶのが普通と思います。

勿論庭づくりをするときも、そうだと思うのですが、

本当の意味でその庭の真値がわかるのは、

実は、冬ではないかと、個人的にはそう思っています。

一番寂しい時期だからこそ、本当の姿が見える。

着飾ったり、装ったりしない素顔が見えるのです。

人生もまた、一番辛い時だからこそ、

自分自身の人生に対しての意識の持ち方や、

友人たちの真価が見えるのではないでしょうか。

おっと。。。話が脱線しそうなので戻しますが(笑)、

落葉樹の葉が全て落ちると、落葉樹と常緑樹の割合の配分や配置、

そのバランスが一番見定めやすく、個々の庭木の枝振り、

木姿の良し悪しなど、建築物で言えば基礎や柱、人体で言えば骨格、

つまり一番「素」の状態ががはっきり現れるのが冬。

一年で一番寂しい冬の状態が美しい庭は、

春も、夏も、秋も、必ず美しいものです。


雑木の山が一年を通して美しいように、

雑木の庭も、どうしたら一年を通して美しい庭となるのか、

それは、今この時期だからこそ見えるもの、

大きな答えがあると、そう思うのです。


私達 SK齊藤造園は、冬だからこそ、

その真価を実感して頂ける庭をご提供して行きたいと思っています。











NEW

  • クリスマスシーズンの庭づくり

    query_builder 2022/12/26
  • 水戸 剪定

    query_builder 2022/12/01
  • 水戸 造園

    query_builder 2022/11/29
  • 水戸 造園

    query_builder 2022/11/19
  • 剪定の天敵

    query_builder 2022/11/17

CATEGORY

ARCHIVE